「子どもの特性と状況をふまえ、弱みを問題とせず、耳を傾けて、目標は身近なレベルで、成果は過去と比べる」
これは、図式が教える際に心がけていることです。それぞれ順々に説明いたします。
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子どもの特性と状況をふまえ
まず指導の最初から最後まで、その子の強みとなる特性を探し続けながら、その子の特性とおかれた状況を踏まえて「無理なくできる方法」になるよう心がけます。これが長期的な学習成果へと結びつくからです。
弱みを問題とせず
“できないこと(弱み)”を深刻な問題ととらえると、視点がとても狭くなります。図式では「誰にもあるのが苦手」と特性を受け入れた上で、今の状況をかえるとシンプルな解決法を考えてます。強みも弱みも肯定する姿勢は、子どもの不安を解消し、存在肯定につながります。
声に耳を傾けて
傾聴は、人と人が信頼関係を結ぶために必要です。苦手な子の場合、学習への嫌悪感を抑える効果もあり、さらに深い学習理解や整理へつながります。いつも丁寧に言葉を交わして、お子さんの声に耳を傾けています。
目標は身近なレベルで
大きな目標は、学ぶへのカンフル剤になります。しかし苦手なことに対する達成困難な目標は、むしろ逆効果です。どんな目標でも身近で小さなものに小分けして、現実に達成可能なレベルに変えます。学習の効果を上げて、無理ない目標設定で達成し、子どもの自信を養います。
成果は過去と比べる。
正しい成果をつかむために、他人と比べずにその子の過去と比べます。今日の学習の1時間前と比べる。1週間前と比べる。1ヶ月前と比べる。その子の過去と比べることで、“前に進む=成長している”という前向きな生きる姿勢に繋がります。
もし過去と比べて成果が出ていない場合、学習について考え直す機会です。決してその失敗を精神論で片付けず、どうやって成果を出そうか?と未来を見据えて対応しています。