初歩のひき算で躓く理由は、イメージ想起が不得意だったり、または意味的理解が難しいのが原因です。その意味理解を丁寧に扱うために、ブロックを使って行なうプリント指導をご紹介します。
ひき算は難易度があがる
ひき算は、たし算より難しいです。それは、たし算がその数字の個数が明示されていて、それを数え上げればいいのに対し、ひき算はある個数から失われた様子を想像しなければなりません。
これは視覚想起が不得意、または意味的理解が難しい児童にとって特に難しいです。
このように「ひかれる数ーひく数」の意味がスッと理解できないときは、その前の段階まで遡り学んでいく必要があります。今回のひき算は、ブロックを使って行なう方法をご紹介します。
ブロックひき算のプリント
以下のプリントは、ひかれる数をブロックで表し、ひく数を数字で表現しています。
ブロックで表された4から3個ひくという式です。
ひく数だけ消す
ブロックは4つあり、そこからひく数3こ分を鉛筆で消します。
消すことに抵抗を示す児童もいます。そのときは指で隠すという方法をとっても構いません。
いずれの方法でも残りは1個です。
残りを解答欄にかく
そして残りのブロックの数を回答欄に書きます。
これで終わりです。このプリントはスムーズにできると思います。
最後に
次の段階で両方とも数字のプリントを渡しますが、その左の数(ひかれる数)がブロックでないことに戸惑うかもしれません。その時、ブロックだった部分をを指でやるように促します。そして右の数(ひかれる数)だけ、指を折曲げる。残った指を答えるという流れです。
今回のブロックひき算は無料プリントです。以下でダウンロードした後、印刷してお使いできます。
ブロックひき算_素過程 719.75 KB