ひき算の仕方_手順02

ひき算式の意味をつかむプリントワーク

初歩のひき算で躓く理由は、イメージ想起が不得意だったり、または意味的理解が難しいのが原因です。その意味理解を丁寧に扱うために、ブロックを使って行なうプリント指導をご紹介します。

ひき算は難易度があがる

ひき算は、たし算より難しいです。それは、たし算がその数字の個数が明示されていて、それを数え上げればいいのに対し、ひき算はある個数から失われた様子を想像しなければなりません。

これは視覚想起が不得意、または意味的理解が難しい児童にとって特に難しいです。

このように「ひかれる数ーひく数」の意味がスッと理解できないときは、その前の段階まで遡り学んでいく必要があります。今回のひき算は、ブロックを使って行なう方法をご紹介します。

ブロックひき算のプリント

以下のプリントは、ひかれる数をブロックで表し、ひく数を数字で表現しています。

ひき算の仕方_手順01
ブロックひき算は「ひかれる数」と「ひく数」を区別している

ブロックで表された4から3個ひくという式です。

ひく数だけ消す

ブロックは4つあり、そこからひく数3こ分を鉛筆で消します。

ひき算の仕方_手順02
ひく数のみブロックを斜線で消す

消すことに抵抗を示す児童もいます。そのときは指で隠すという方法をとっても構いません。

ひき算の仕方_手順03
ひかれる数(ブロック)からひく数だけ隠す方法もあります

いずれの方法でも残りは1個です。

残りを解答欄にかく

そして残りのブロックの数を回答欄に書きます。

ひき算の仕方_手順04
斜線で消えなかった残りのブロックの数をかく

これで終わりです。このプリントはスムーズにできると思います。

最後に

次の段階で両方とも数字のプリントを渡しますが、その左の数(ひかれる数)がブロックでないことに戸惑うかもしれません。その時、ブロックだった部分をを指でやるように促します。そして右の数(ひかれる数)だけ、指を折曲げる。残った指を答えるという流れです。

今回のブロックひき算は無料プリントです。以下でダウンロードした後、印刷してお使いできます。

 

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